一般財団法人とちぎメディカルセンター(TMC)は、平成25年4月、下都賀総合病院、下都賀郡市医師会病院、とちの木病院が統合し設立されました。規模・経営形態・歴史の異なる3病院が統合し、新病院の建設と既存施設の整備を行いながら、急性期、回復・慢性期、保健医療支援の機能に分けて再編するという全国でも初めてのケースで、各方面から大きな注目を受けながらスタートしました。急性期は「TMCしもつが」が、回復期・慢性期・緩和ケアは「TMCとちのき」が担い、「総合保健医療支援センター」は介護老人保健施設、訪問看護ステーション、居宅介護支援事業所を有し介護保健老人医療を行うと共に、総合健診センターも持ち予防医療にも力を入れております。
これから本格的な高齢化社会を迎えますが、高齢者の特徴は、諸機能の低下から急性期の疾患が治癒しても自宅復帰が困難な場合やリハビリ・介護が必要なことが多いことです。これまでの医療システムでは、急性期病院を退院しても更なる療養、リハビリ、介護のために別な病院や施設を探さなければならず、本人にとっても家族にとっても大きな負担となっていました。そこで国は、地域内・外を大きく移動せずとも住み慣れた地域で急性期から介護に至る医療を切れ目なく受けられる地域完結型医療体制の構築を推進しております。TMCはまさにその先陣を切っております。このような体制の構築・維持にはTMCと地域医療機関、自治・獨協医科大学病院、行政との連携ならびにTMC内での連携体制が極めて重要です。そのために、本年の7月にはTMC法人本部に総合連携推進本部を設置しました。
一方で、TMCは老若男女、時間を問わず突然に発症する病や外傷に迅速かつ適切に対応できるよう、「TMCしもつが」の救急医療体制の充実にも努めております。専門医の不在、重症救急患者の重複等でTMCでの診療が不可能な場合は両大学病院への紹介を適切に行います。
このように、TMCは住民の命と健康を守る医療センターとして、栃木地区における地域包括ケアシステムの中核的役割が確実に果たせるよう日夜努力しております。地域の皆さまから信頼され、愛される病院・施設づくりに努め、「とちぎモデル」として全国に発信していけるよう心を一つにして尽力してまいりたいと考えております。
今後とも皆さまのご指導ご鞭撻を心よりお願い申し上げます。
とちぎメディカルセンター代表理事理事長 福田 健
「心」の通う優れた医療を提供し、地域から信頼され愛されるメディカルセンターを目指します。
2018年10月1日
名称 | 一般財団法人 とちぎメディカルセンター |
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設立 | 平成25年4月1日 |
住所 | 〒328-0043 栃木市境町27-21 |
代表者 | 代表理事理事長 福田 健 |
事業内容 |
医療の提供 医療に関する地域支援 医療に関する調査及び研究 医療に関する従事者の研修 災害等における医療救護 地域保健・健康増進に関する活動 介護・福祉に関する活動 その他上記の目的を達成するために必要な事業 |
附属施設 | 総合健診センター とちぎメディカルセンターしもつが とちぎメディカルセンターとちのき 介護老人保健施設とちぎの郷 ※ 新しいウィンドウで 公式ホームページに移動します。 |
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一般財団法人とちぎメディカルセンター定款(PDF/286KB)
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平成29年度 事業報告書(PDF/1330KB)
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2018年度 事業報告書(PDF/1220KB)
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2019年度 事業報告書(PDF/990KB)
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2020年度 事業報告書(PDF/964KB)
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とちぎメディカルセンター BCP(総合BCP)(PDF/4210KB)
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