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糖尿病・内分泌内科

トピックス

 当科では糖尿病、肥満、血清脂質異常、甲状腺疾患などのホルモン異常症、高尿酸血症、電解質異常などの疾患の診療を行っています。
この中で、糖尿病の患者さんは予備軍も含めると全国民の約5人に1人と大変に多いはずなのですが、重症にならないと自覚症状もないことから、治療を受けていない人たちが多いことが問題になっています。健康診断などで異常を指摘された場合、軽いうちに受診してくだされば食事療法、運動療法で悪化を予防できる人も多いのに、自覚症状がないので、仕事の忙しさにかまけたりで放置しておくと悪化してきて、何らかの自覚症状が出現してきた段階では薬物療法などが必要になってしまいます。
 薬物療法でも、最近は低血糖を起こさない薬も多くあるので、これらの薬でならまだ外来での導入、管理が可能です。糖尿病の悪さの指標は血糖値ですが、正常な方では100mg/dl程度です。これが300mg/dlを超えるようだと、低血糖を起こす可能性があるやや強い薬や、より悪い場合にはインスリン注射を用いての血糖コントロールが必要になります。
 低血糖は怖い症状で、ひどい場合には意識障害が起きてその場で倒れたり、車の運転が出来なくなり事故を起こしたり大変危険ですので、これらの薬を導入する場合は入院をしていただいて慎重に低血糖を起こさない量に調整する必要があります。

 また、手術などを受ける場合には血糖を正常化させておかないと、手術はうまくいっても手術創が化膿したり、傷のふさがりが悪くなったりするので、治療を受けている人でも厳密な血糖コントロールが必要で、手術前後各1週間は入院していただいてインスリン治療を行う必要があります。

 食事指導や糖尿病についての知識を得たい方、糖尿病の3大合併症や動脈硬化の精査を行ってその人に合った治療法を効率よく、短期間に見つけたい方、外来での血糖コントロールがうまくいっていない方などには、特別に毎月の第2水曜日に入院して、翌週の金曜日に退院する10日間の教育入院のコースを用意してあります。
 ここでは持続血糖モニターをつけていただいて入院前の状態から、入院後食事療法や薬の投与などにより血糖値の改善がグラフで見て確認できるのでどなたも教育入院の効果を納得して帰っていただいています。
 教育入院中は、糖尿病認定看護師、管理栄養士、理学療法士、薬剤師、臨床検査技師などのエキスパートによる講習、指導が組まれており、これを利用して糖尿病の最新、最善の知識をつけることができます。利用された患者さんはほぼ100%血糖コントロールが改善して、大変喜ばれていますので、もっともっとたくさんの方々にご利用いただきたいシステムです。

 お申し込みは簡単で、かかりつけ医の先生に紹介をしていただけるか、直接外来に受診していただくことで、受付られます。かかりつけの先生からのご紹介の場合は精査の、持続血糖モニター検査などの結果の詳細を紹介状としてお返しして診療に役立てていただいています。

対象疾患名:

糖尿病、高脂血症、甲状腺機能異常、肥満症などの疾患。

診療担当日

獨協医科大学内分泌代謝学講座、自治医科大学内分泌代謝学講座のご協力を得て、月~金曜日の毎日診療を受け付けています。月曜日、水曜日の14時~17時は糖尿病専門外来、第1、3水曜日の午後には肥満の専門外来を開いています。詳しくは外来診療表をご確認になるか、とちぎメディカルセンターしもつがまでお尋ねください。

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